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ルールとは

tip

ルールに関する各種上限値についてはこちらを参照してください。

概要

ルールは、メールの送信保留を行い再度メール内容の確認を促したい場合に設定します。
サーバーでは、1つ以上のルールが適用された場合に送信保留が行われ、送信者にEメールまたはTeamsで通知されます。
Outlook Add-inでは、1つ以上のルールが適用された場合送信Alert画面が表示されます。

ルールの属性

ルールの属性一覧は以下の通りです。

属性説明
適用範囲ルールをどの範囲のユーザーに適用するかを決定します。
適用範囲の種類はこちらを参照してください。
ルール名ルールの種類を特定する名前です。
ルールの種類はこちらを参照してください。
割当て名ルールの割当て名です。
同じ適用範囲のルール間でユニークな名前となる必要があります。
説明ルールの説明です。
ルールのオプション[ルール名]で指定したルールの種類によってはオプションが存在します。
こちらを参照してください。
状態ルールの状態です。
以下の状態が存在します。

有効
無効

ルールの適用範囲

ルールの適用範囲には、以下のものがあります。

適用範囲説明
テナントテナントに所属する全ユーザーに適用されるルールです。
テナント管理者が作成します。
適用範囲がテナントのルールのことをテナントルールと呼びます。
グループ該当グループをプライマリグループとする全てのユーザーに適用されるルールです。
グループ所有者が作成します。
適用範囲がグループのルールのことをグループルールと呼びます。
ユーザーユーザー個人に適用されるルールです。
適用範囲がユーザーのルールのことをユーザールールと呼びます。

ルール

ルールには、次に示す種類があります。

ルール名送信保留条件プラン
添付ファイルつき添付ファイルがついているときに送信保留を行います。
指定可能なオプションはこちらを参照してください。
Enterprise
Standard
Outlook Add-in
送信先に外部ドメインを含む送信先に外部ドメインが存在するときに送信保留を行います。Enterprise
Standard
Outlook Add-in
送信先に複数の外部ドメイン名を含む送信先に複数の異なる外部ドメイン名が含まれる場合に送信保留を行います。Enterprise
Standard
Outlook Add-in
送信先がすべて外部ドメイン(送信者を除く)送信先がすべて外部ドメインの場合に送信保留を行います。
ただし、送信先に含まれる送信者は外部ドメイン判定の対象外とします。
Enterprise
Standard
Outlook Add-in
送信先件数がしきい値以上送信先が設定した件数以上あるときに送信保留を行います。
指定可能なオプションはこちらを参照してください。
Enterprise
Standard
Outlook Add-in
件名が空白件名が空白のときに送信保留を行います。Enterprise
Standard
Outlook Add-in
送信先が強制Alertリストに含まれる送信先に強制Alertリストに登録したアドレスが含まれているときに送信保留を行います。
指定可能なオプションはこちらを参照してください。
Enterprise
Standard
キーワードチェック検索対象に検索キーワードが含まれる場合に送信保留を行います。
キーワードの一致判定方法はこちらを参照してください。
指定可能なオプションはこちらを参照してください。
Enterprise
Standard

ルールのオプション

各ルールで指定可能なオプションは以下の通りです。

添付ファイルつきルールのオプション

指定可能なオプションは以下の通りです。

項目説明
送信先に外部ドメインを含むときのみ送信先に外部ドメインを含むときのみ送信保留を行いたい場合は、チェックボックスにチェックを入れてください。
特定の拡張子のみ添付ファイルが特定の拡張子の時のみ送信保留を行いたい場合は、チェックボックスにチェックを入れてください。
拡張子添付ファイルの拡張子を指定します。
拡張子を指定する際には、先頭の「.(ドット)」を含まない拡張子を指定してください。カンマ区切りで複数指定可能です。
例) doc,zip,exe,xls

※ [特定の拡張子のみ]が有効の場合に指定します。

送信先件数がしきい値以上ルールのオプション

指定可能なオプションは以下の通りです。

項目説明
送信件数カウント対象送信件数カウント対象を合計ToとCc個別に指定のいずれかで指定します。
送信件数のしきい値(合計)合計件数を指定します。

※ [送信件数カウント対象]が合計の場合に指定します。
送信件数のしきい値(ToとCc)ToとCcの合計件数を指定します。

※ [送信件数カウント対象]がToとCcの場合に指定します。
送信件数のしきい値(個別に指定)To件数とCc件数とBcc件数を指定します。

※ [送信件数カウント対象]が個別に指定の場合に指定します。

送信先が強制Alertリストに含まれるルールのオプション

指定可能なオプションは以下の通りです。

項目説明
強制Alertリスト1行に1つのアドレスを「アドレス,警告メッセージ」の形式で指定します。
アドレス内のアスタリスク(*)は0文字以上の任意の文字列とみなします。アスタリスク(*)を文字として設定することはできません。
強制Alertリストに登録可能なアドレスの上限数はこちらを参照してください。

キーワードチェックルールのオプション

指定可能なオプションは以下の通りです。

項目説明
検索キーワード1行に1つのキーワードを指定してください。
空行および空白文字(スペース・タブ文字)のみのキーワードはスキップします。
キーワードの前後の空白文字は削除します
登録可能な検索キーワードの上限数はこちらを参照してください。
送信先に外部ドメインを含むときのみ送信先に外部ドメインを含むときのみ送信保留を行いたい場合は、チェックボックスにチェックを入れてください。
検索対象キーワードの検索対象を件名本文添付ファイル名から選択します。複数選択可能です。

キーワードの一致判定方法

キーワードを一致させる際には以下のルールに従います。

  • 全角文字と半角文字は区別しません。
  • 大文字と小文字は区別しません。
  • 改行を含む文字列には一致しません。
  • 正規表現やワイルドカードなどの特殊な記法は利用できません。

ユーザーに適用されるルール

以下の手順で選択したルールがユーザーに適用されます。
ただし、ユーザーに適用されたポリシーのアクションに即時配送または即時破棄/送信ブロックまたはルールスキップが含まれる場合は、ルールは適用されません。

  1. ユーザーに紐付く状態が有効テナントルールグループルールユーザールールをリストアップします。
  2. 1.でリストアップしたルールのうち送信保留条件に一致するルールを選択します。
tip

ユーザーに紐付くテナントルールグループルールユーザールールユーザールール割当て画面のルール割当て一覧で確認できます。